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仮想通貨Storjとは?~新しい時代のクラウドストレージサービス~

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データをクラウド上に保存できるクラウドストレージサービスは、DropboxやOneDrive、Google ドライブなどのサービスが提供され、情報の共有化やデータ保存において大きな進歩をもたらしました。しかし、中央集権的な従来のサービスには様々なリスクも存在しています。仮想通貨の技術をクラウドストレージサービスと結び付け、高いセキュリティと低コスト化を実現させたのが、Storj(ストレージ)です。

Storjとは

「Storj(ストレージ)」は、単位を「STORJ」とするアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の一つです「Storj」はプロジェクトの名称で、「STORJ」は通貨単位です。2014年に公開されました。当初は「StorjCoin X(ストレージコインエックス:SJCX)」という名称でリリースされましたが、2017年の2度目のプレセールの際にベースとなるシステムをビットコインからイーサリアムに変更し、名称も「Storj(STORJ)」に変更されました。

SJCXはSTORJに1:1で交換されていましたが、このサービスは既に終了しています。SJCXは既に役目を終えた通貨ですが、日本の仮想通貨取引所Zaifでは取引が可能です。しかし、SJCXは購入しても将来性が全くないので、誤って購入しないようにご注意ください。

Storjはなぜ必要とされているのか?

「情報の共有化」が紙や口頭で行われる時代は終わり、パソコンなどの端末で行われるようになりました。また、個人対個人ではなく、グループによる情報共有が必要になっています。アクセス権を持っていれば誰でも情報共有が可能なクラウドストレージサービスは、情報化社会において一気に普及しています。

しかし、従来の中央集権型のクラウドストレージサービスには、いくつかの問題点もありました。一つのサーバに依存するため、障害やメンテナンスの際は利用できなくなります。また、サーバ管理者やハッカーによる情報の抜き取りや改ざんなどの恐れもあります。

そこで考え出されたのが、仮想通貨の分散化技術を利用した新しいクラウドストレージサービスです。情報は分散化され、ブロックチェーン上に記録されます。分散化された情報を復元して閲覧するには、秘密鍵が必要です。そのため、もし分散化された一部のデータを手に入れたとしても、内容を見ることはできません。

また、ブロックチェーン上に記録されるということは、特定のサーバなどに依存することがありません。仮にネットワークの一部がダウンしても他のネットワークで補われ、サービスが使えなくなることがありません。

仮想通貨の高いセキュリティ技術をクラウドストレージサービスに取り入れたのが、Storjです。

Storjの概要

Storjでは、2つのアプリケーションが用意されています。サービスを利用するための「MetaDisk(メタディスク)」と、ストレージを貸し出すための「DriveShare(ドライブシェア)」です。

Storjのサービスを利用する際は、「MetaDisk」を利用します。ファイルの保存や共有は、ドラッグアンドドロップで簡単にできます。誰でもサービスを利用できますが、STORJでの支払いが必要です。

「DriveShare」を利用すれば、自分の端末の空いているストレージを貸し出して報酬を得ることができます。報酬はSTORJでの受け取りになるので、MyEtherWalletなどのSTORJに対応したウォレットが必要です。

Storjの公式サイト等

公式サイト:https://storj.io/
ホワイトペーパー:https://storj.io/white-paper
Twitter:https://twitter.com/storjproject
GitHub:https://github.com/Storj/
Reddit:https://www.reddit.com/r/storj/
Facebook:https://www.facebook.com/storjproject
Medium:https://medium.com/@storjproject
時価総額ランクング:138位(2018年12月18日:CoinMarketCapより)

Storjの特徴

データの分散化による高いセキュリティ

Storjでは、データを暗号化した上で、いくつかの細かい断片に切り分けます。これを「シャーディング」と呼びます。シャーディングされたデータは、秘密鍵がなければ復元できません。また、シャーディングされたデータを第三者が手に入れたとしても、内容を見ることはできません。また、ブロックチェーン上に記録されているため、改ざんもできません。

低いコストを実現

従来のクラウドストレージサービスは、必要とする容量を定額で借りるというシステムがほとんどでした。しかしStorjでは、利用した分だけの料金の支払いで済みます。使い方にもよりますが、コストは従来の4分の1程度で済むとされています。

ファーミングでの参加が可能

Storjから提供されているアプリケーション「DriveShare」を利用すれば、余っているストレージを貸し出して報酬を得ることもできます。これを、「ファーミング」または「ドライブファーミング」と呼びます。

全世界のストレージは25%程度しか使用されていないと言われており、現有資源の有効活用という点においてもStorjは注目を集めています。

Storjの課題

データ通信の高速化

従来の中央集権型のクラウドストレージサービスと比較し、多くのメリットがある一方で、保存やダウンロードに時間がかかるというデメリットがあります。データの分散化はセキュリティ面でのメリットが大きい一方で、その処理のために時間を要します。ファイルサイズが小さい文書などの場合は気にするほどではありませんが、システム開発などでファイルサイズが大きいものを扱う場合は、ストレスを感じるかもしれません。

類似サービスとの差別化

Storjと似た目的を持つ、Siacoin(SC)MaidSafeCoin(MAID)といった仮想通貨があります。その中からStorjが選ばれるために、類似サービスとの差別化が必要です。

Storjが個人をターゲットにしているのに対し、Siacoinは法人をターゲットにしています。また、MaidSafeCoinはシステム構築中でサービスが始まっていません。

クラウドストレージサービスは、今後の需要の高まりが期待できます。そのため、クラウドストレージサービスへの新たな参入は増えると予想されます。新たに参入するサービスは、従来型の中央集権型のサービスであったり、Storjのような仮想通貨の技術を生かした分散型のものだったり様々だと思われますが、Storjがそれらの中に埋没してしまわないよう、独自のサービスが求められます。

Storjを購入するには


STORJの取り扱っている日本の取引所はありません。そのため、海外の取引所を利用する必要があります。繰り返しになりますが、日本の取引所Zaifに上場されているSJCXを誤って購入しないように注意してください。

Storjを購入できる仮想通貨取引所

2018年12月18日現在の主な取引所の取引量のシェアは、次の通りです。
・Liqui 17.79%
・ABCC 15.66%
・Binance 14.16%
・CoinTiger 12.04%

Storjの取り扱いがある取引所の中では、Binanceをおススメします。香港を拠点に2017年に開設した新しい仮想通貨取引所ですが、24時間当たりの取引量が世界一になったこともあり、世界で最も活発に取引が行われている取引所の一つです。

2018年3月には、仮想通貨に対して好意的な地中海のマルタに拠点を移し、グローバルな展開を見せています。一時期は日本語にも対応していたため、多くの日本人ユーザーがいます。

Binance:https://www.binance.com/en

Storj購入の手順

海外の取引所では日本円が利用できないため、次のような手順でSTORJを購入します。

1.国内取引所とBinanceの口座を開設する。
2.国内取引所でBTCまたはETHを購入する。
3.購入したBTCなどを、Binanceの自分の口座に送金する。
4.Binanceの口座への送金が確認できたら、STORJを購入する。

Storjまとめ


クラウドストレージサービスは、ITに関係のない企業や、普段の生活の中にも浸透しつつあります。そしてそこには大きな市場があります。Storjは、従来のクラウドストレージサービスの抱える多くの問題点を解消できます。ブロックチェーンという仮想通貨とともに大きく発展してきた技術をクラウドストレージサービスに融合させた、新時代のクラウドストレージサービスの提供が始まっています。今後は競合とどのような差別化でサービスの普及を図るのか、大きな注目を集めています。

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