EarnerK

仮想通貨に関するウェブマガジン

コインの説明

仮想通貨Stellar(ステラ:XML)とは?~異なる通貨を結びつけ、ボーダレスな取引を実現させる~

投稿日:2018年11月26日 更新日:

仮想通貨の大きな目的の一つに、「金融のボーダレス化」があります。現状、国をまたがる送金決済には、高額な手数料と長い時間が必要です。しかし、Stellar(ステラ)はブリッジ通貨として異なる法定通貨や仮想通貨を結びつけ、安価で早い送金決済サービスを可能にします。

登録3分で完了!ビットコインFXはBitMEX一択!

Stellarとは

「Stellar(ステラ)」の正式名称は「Stellar Lumens(ステラ・ルーメンズ)」といい、単位を「XLM(ルーメン)」とするアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の一つです。同様の目的を持つRipple(リップル/XRP)をベースに開発され、大手企業との提携などでも注目されています。

Stellarはなぜ必要とされているのか?

速くて安価な送金決済サービスを提供する仮想通貨には、時価総額3位のRippleがあります。Rippleは大手金融機関などの法人を対象としているのに対し、Stellarは個人を対象としています。そのためStellarは、より少額の送金に適した仕様となっています。

このことにより、例えば米ドルの値が付けられた商品を、日本円で購入することも可能になります。Stellarが間に入ることで、「日本円→Stellar→米ドル」に自動で両替され、その料金も安価で済みます。もちろん、日本円と米ドルだけでなく、他の法定通貨や仮想通貨との両替も可能です。

Stellarの概要

2014年のリリース当初は、通貨単位はSTR(ステラ)でしたが、2015年にXLMに変更されました。仮想通貨界のカリスマ・Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)氏が創業者に名を連ねたことでも注目を浴びました。McCaleb氏は仮想通貨取引所マウント・ゴックスや仮想通貨Rippleの設立にも関わった技術者です。

リリースと同時に1000億STRが発行され、その後は毎年総量の1%が新たに発行されます。非営利団体のStellar Development Foundationが管理を行っていますが、団体のStellar保有割合は5%と定められており、市場への影響は小さく抑えられています。

既にIBMやTEMPO(フランス)、Parkway(ナイジェリア)などと提携し、Stellarの実用化に向けた動きは始まっています。

Stellarの公式サイト等

公式サイト:https://www.stellar.org/
Facebook:https://www.facebook.com/stellarfoundation
Twitter:https://twitter.com/stellarorg
reddit:https://www.reddit.com/r/stellar
時価総額ランクング:6位(2018年11月26日:CoinMarketCapより)

Stellarの特徴

StellarとRippleの違い

StellarはPippleをベースに開発され、目的も似ていることから両者は度々比較されます。両者の異なる点について、具体的にご説明します。

対象の違い

StellarもRippleも、安価で早い送金決済を可能にするプラットフォームです。また、StellarはRippleをベースに開発された仮想通貨でもあります。しかし、そのサービスの対象は異なります。

Rippleは、主に先進国の金融機関などの大手企業と対象とします。一方Stellarは、個人を対象とします。そのため、Stellarは少額で多回数の取引に向いた仕様となっています。

リリース後の新規発行

StellarもRippleも、リリースと同時に1000億枚を発行していますが、その後の新規発行では考え方が異なります。Stellarは毎年総量の1%を発行するのに対し、Rippleは新規発行は行いません。

Stellarが毎年1%を新規発行するのは、市場への流通量を増やし、緩やかにStellar安へ誘導するためです。このことによりインフレを防ぎ、安定した価値を維持できるとされています。また、Stellarを管理運営するStellar Development Foundationが保有するStellarの割合は5%とされ、市場への影響をできる限り小さくしています。

一方Rippleでは、最初に発行された1000億枚のみで、今後発行されることはありません。2017年5月の時点で、Rippleを管理・運営するRipple, Inc.(リップル社)は約600億XRPを保有していましたが、その9割を2017年内にロックアップしました。XRPが急激に市場へ流入することによる価値の暴落を防ぐためとされ、これを機にXRPの価格は上昇します。

StellarとRippleのどちらの方法が有効かは、今後の長期的な観測によって判断しなければなりませんが、似た目的を持つ2つの通貨が全く異なる方法で価値の安定化を図っています。

プロトコル

Rippleでは「XRP Ledger」というアルゴリズムを採用しています。正しく取引が行われるよう、ブロック生成時は承認者の80%以上が合意することで既存のブロックにつながれます。しかし、80%以上の承認が得られなければブロックチェーンの分岐が発生し、致命的なリスクとなる可能性があります。

Stellarでは、独自のSCP(Stellar Consensus Protocol)を採用しています。もともとStellarはRippleをベースに開発されたため、リリース当初はXRP Ledgerとほぼ同じでした。しかしRippleが抱える問題を解消するために、ブロックチェーンが分岐するリスクを抑え、承認者の80%の合意がなくても承認を可能としました。

SCPはXRP Ledgerの改良版とも言え、セキュリティや速度の面でも優れていると言えます。

Facebook認証

実際にStellarを利用するときは、Stellarプラットフォームに接続することになりますが、そのときにFacebook認証が求められます。Facebookでは基本的に実名での登録が求められますが、KYCのように本人確認書類を提出する必要はありません。

中国ではFacebookの使用が禁止されており、Facebookアカウントを作ることができません。これまで市場に大きすぎる影響を与えてきた中国の影響を避けるためではないか、と推測されています。

実用化に向けての動き

Stellarは大手企業との提携によって、実用化も進められています。

大手企業との提携

Stellar、仮想通貨「Kin」を発行するKikIBMの3社は、ボーダーレスな支払いのプロセスに取り組むための提携を発表しました。高い手数料、処理の遅れ、取引エラーなど、国境を越える決済システムにおける非効率性や不満を解消し、国際取引の障害を緩和できると考えられています。Stellarの技術は、この決済ソリューションの中核となる役割を果たします。

さらにIBMとは、米ドルと連動するステーブルコインを発行するための仮想通貨スタートアップのパートナーシップ契約を結びました。

フランスの送金サービスを提供するTEMPOは、Stellarのプラットフォームの採用を発表しました。このことにより、ヨーロッパから世界に向けた、安価で速い送金を可能にします。

ナイジェリアの通信企業Parkwayも、Stellarのネットワークを利用しています。アフリカでは、スマホ等の端末を利用した送金決済が一般化しつつあります。Stellarは異なる通信業者を接続し、利便性を劇的に高めました。

DEXの立ち上げ

2018年7月、StellarはP2PのDEX(分散型取引所)「StellarX」を立ち上げました。将来的には、法定通貨、仮想通貨、債券といったあらゆる金融資産を、取引手数料無料で取引できるようになります。
StellarX:https://www.stellarx.com/

大規模エアドロップ

2018年11月には、大規模なエアドロップが話題になりました。総額1億2,500万ドル(約140億円)分のエアドロップが発表され、一人当たりの受取額は、約25ドル(約2,800円)とされています。

エアドロップを行うBlockchain社は仮想通貨ウォレットを提供しており、新たにStellarの取り扱いが始まることを記念して行われています。残念ながらサポート対象となっていない日本人ユーザーはエアドロップの対象外のようですが、世界的に大きな話題となりました。このようなエアドロップでは、ユーザーの増加によって流動性が高まることが期待できます。

Stellarを購入するには

現在、日本の仮想通貨取引所でのStellar購入はできません。そのため、海外の仮想通貨取引所を利用しなければなりません。ここでは、Stellarの購入ができるお勧めの仮想通貨取引所をご紹介します。

なお、2018年11月26日現在のStellarの取引量のシェアは、次の通りとなっています。
・Binance 31.7%
・Upbit 17.4%
・BCEX 7.8%
・Kraken 7.7%

Stellarを購入できる仮想通貨取引所

日本語の紹介サイトも多くあり、利用しやすい取引所をご紹介します。

Binance


中華系の仮想通貨取引所ですが、現在は地中海のマルタに拠点を移しています。24時間の取引量が世界一にもなったことがある、世界で最も活発に取引が行われている取引所の一つです。

日本語でのサポートも行われていましたが、金融庁からの警告によって、日本での営業活動は停止されました。ただ、引き続き利用は可能で、多くの日本人ユーザーがいます。

BCEX

カナダの仮想通貨取引所です。カナダの法律に完全に準拠して運営されています。インデックス投資が可能で、リスク分散しながら仮想通貨投資を行いたいというニーズに応えています。

Poloniex


アメリカの老舗仮想通貨取引所です。多くのアルトコインを積極的に上場し、取引手数料も安く抑えられています。草コインを探しているなら、利用したい取引所です。また、通貨の長期保有を考えているなら、レンディングによって貸出利息を得ることもできます。

Stellar購入の手順

海外の取引所では、日本円を使うことはできません。そのため、国内の取引所でBTCやETHなどを購入し、それを海外取引所の自分の口座あてに送金しなければなりません。海外取引所の口座に着金したら、Stellarの購入ができます。

Stellarのまとめ

Stellarは、Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)Ripple(リップル)等と比べると、知名度では劣るかもしれません。しかし時価総額では6位に位置し、今後の普及が望まれている通貨です。仮想通貨の共通した目的となっているボーダレスな取引を実現するために、Stellarは既に動き出しています。

-コインの説明

Copyright© EarnerK , 2019 All Rights Reserved.